
http://www.lady-unicorn.jp/index.html
貴婦人と一角獣展に行って来ました。
東京展の時からずーっとみたかったのよ!!!
試験終わりのその足で、は無理だったので祝日にも関わらずイレギュラー出勤した後の素早い行動により達成。
美術館に行く時は必ずメモを取るようにしてます。
漫然と眺めて残らないのを防止。
公開に値はしないメモですが笑

感じた事羅列。
・六枚の連作により、六つの感覚を表現する、という遠大なモチーフでありつつ、
キュートな貴婦人と沢山沢山あしらわれた擬人的な動物からは「貴族的恋愛」のメッセージを発するようになっている。
・タピスリー はお屋敷の中でパーティションとして使われたので裏面も綺麗に処理されている。
→詩的・哲学的と言いつつ、普段は気にも留めずにただ美しいものが飾ってあるなー、って感覚なんじゃないかな。
お寺や神社の壁画的な?
ある瞬間、ふと目を留めた時にそのメッセージを思い出して
「あぁ、そうだわ。私それで悩んでたんだわ」と思ったり、
幼少期の記憶と一体化したり。
・第六感は、直感というより、五つを統合する根元的な意志なのか、
五つの感覚によって導かれる帰結?なのか。
諸説あるって書いてあったけれどもー。
・リヨン地方のル・ヴィスト家が作ったものだから、
リヨン→ライオン、
ヴィスト(フィスト、ファスト)→(俊足の)ユニコーン
なのかもしれないってさ。
そう、こういうモチーフの用い方ってその主体ならではの意味をどう取り付けられるかが、アーティストもしくはデザイナーの素質の一つだと思う。
言葉の意味(生成言語でなんて言うんだっけ??)を他につなぎ合わせる技術。
イラストレーターをさわれるだけのニセ「デザイナー(笑)」は
こういうところがモロモロだわ。
展示は単にタピスリーが飾ってあるだけでなく、
デジタル展示のコーナーでは各タピスリーの中から動物モチーフを取り出して比較したり、
大変美しい分析的展示ができていて、とても良かった。
私は六枚のうち、触覚が一番印象深かったです。
ユニコーンのツノにそっと添えた手。
一番好き。